状況に応じた歯ブラシ

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害の後遺症で麻痺などの運動障害や関節リウマチなどにより、歯ブラシをうまく使えない人が、自立したブラッシングができるように歯ブラシを改良して使用しています。握力が弱い場合は、柄を太くすると持ちやすく、力も入りやすくなるのでホルダーの太い歯ブラシが市販されています。また、包帯、紙粘土、スポンジ、介護食具用のハンドルを用いて改良をして使用するのも良いでしょう。腕が上がらないなど、口腔内に歯ブラシが届きにくい場合は、柄に割り箸などをガーゼやビニールテープで固定して長く加工するのがおすすめです。手用歯ブラシが上手に操作できない場合は、電動歯ブラシを用いるのも良いでしょう。
高齢者や細かく磨くことができな人のためには、ヘッドサイズが大きく軟毛で、柄の太い歯ブラシが開発されています。繊細な動きやブラッシングの際の力加減が困難でも、歯肉損傷の危険が少なく、広範囲を磨くことで清掃効率も上がるので、比較的自立したブラッシングが可能な人にはおすすめです。
義歯にも歯と同じようにプラークが付着するので除去が必要です。プラークが細菌の温床となり、残存歯の虫歯や歯周病を発生させてしまったり、接触する粘膜に口内炎を発症させる原因になったり、口臭の元になったりするので注意しましょう。義歯清掃には、義歯の形態に合わせて、留め金の清掃に適したもの、義歯顎堤部内面の清掃に適したもの、人工歯や義歯床の清掃に適したものなどがあります。また、高齢者や握力が低下している人でも握りやすいように持ち手をD字型にし、植毛部は粘膜面に届きやすいようドーム型に、軟らかい毛と硬い毛を混ぜて植毛されたものもあります。

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